都内の名山、名瀑へ
遡ること9月29日。
たまたま休みを平日にいただいたということもあり本能の赴くまま向かったのはやっぱり山(笑)
といっても単発の休みなので、日帰りでさーっと行ってさーっと帰ってこれるくらいがいいなあ...
と思いながらも、金時山は登ったばかりだし、筑波山か高尾山か陣馬山か...奥秩父はちょっと疲れるしなあ...
なんて考えたすえ決定したのが。。
川苔山(1,363m)
山登りでは初。
御岳山ロックガーデンや日の出山、東京最高峰の雲取山と気になる山はたくさんありますが、今回の標的は川苔山になりました。
なんでかはわかりませんが、なんとなく。
ってワケで前日仕事帰りに地図を購入、おっぴろげてみると意外とコースが多くて複雑。。
分岐を間違えたら目標時間を大きく越えてしまいそうな予感。
それに通行止めとか破線コースもあるし。
とりあえず決定したのが、奥多摩駅からバスで川乗橋→百尋の滝→川苔山山頂→鳩ノ巣駅というおそらく一番メジャーなルート。
当日。
AM5時過ぎの電車に乗り奥多摩駅に到着したのが8時。。
この電車が一番つらかった。
とにかく長い。朝早すぎて乗り継ぎに待ち時間がでたりでね。
3時間移動してまだ都内にいるってことにぞっとしつつ、登山口に到着。
すでに水の流れる音、森の香りで疲労は回復。
今日の山行に期待が膨らみまくり。
流れる川の音を横目に舗装された道路を30分ほど、本格的な登山道に入ってから百尋の滝までは急登もなく景観が楽しい。
多摩川へ注ぐ、というかほぼ多摩川の源流といってもいいほどいたるところから水が湧き出る山。
とにかく水が豊富。綺麗。
今回初めて三脚を使用しての本格的な写真撮影にも挑戦しています。
シャッタースピードを遅くして(1秒くらい)、ISO感度を下げ...と試行錯誤しながら水の流れを止めない写真のチャレンジ。
これがまたムズカシイ。
自然な感じがなかなか出ない。
勉強が必要だな。
そんなこんなでスタートしてから1.5時間。
たどり着いたのが関東の名瀑。
「百尋ノ滝」
高さ40m。
こんなパワースポットが都内にあったなんて!
想像以上の迫力。こんな絵に描いたような滝を見たのは初めてかもしれない。
ココ、かなり穴場ですよ。
山登る人のなかでは有名なのかもしれませんが、一般の知名度はそんなないかと思います。
都内で非日常を感じたいのであればここまで来て引きかえすってのも全然あり。
といっても登山なので舐めた装備で足を踏み入れたら痛い目見ますけどね。
靴だけはしっかりとしたものを!
百尋ノ滝を後にし、いよいよ目指すは山頂。
...ここからがキツかった。
標高が低いからって完全に甘くみてました。
意外と急登。滝まで緩やかだった分一気に高度を上げる。
それに右足の膝がなんだか痛いし。
それでも森の奥へ奥へと入っていく。
なんだかんだ登り始めて3時間。
この登りからそろそろ開放されたいというところでいきなり稜線。
あの稜線の気持ちよさってなんなんでしょうね。
一瞬で疲れが吹っ飛ぶ。
壮大なスケールの稜線ではないですが体力回復。
で、ここから山頂までは200mほど。
到着~
曇っていたので展望は良くなかったですが雲取山に目標を定め下山。
それにしても膝がめちゃくちゃ痛い。。
下るのが困難なほど。
休みながらゆっくり下ったのでかなり時間がかかってしまいました。
下りも3時間ちょっと。
膝のオーバーワークが原因なんだろうなとは思いましたが、少々やっかいな炎症でした。
腸頸靭帯炎。別名ランナーズニー。
登山が怖くなる病気です。
本当に痛いんですもん。
気合で下りてきましたが痛みは翌日も継続。
慢性化しないよう今は寝る前に足のストレッチをしていますが、効果があるのかどうなのか。
次は難易度の低い山に登って様子を見ます。
帰りは本当に苦行でしたが川苔山そのものは最高でした。
次は冬にきたいなあ。。