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MY SEASON

日々の至福や鬱憤の掃き溜め的な場所。

修験の地「戸隠山」へ

登山

 週末は地元長野へ帰省していました。

 

高校の友達が結婚するってんで、仕事が終わってそのまま北陸新幹線へ飛び乗り。

 

で、せっかく長野に帰るんだからってことでもう一つ画策していたことが。

 

そう、

 

登山です。

 

最初は久しぶりに飯綱山でも登ろうかな〜と思っていました。

飯綱はそれこそ4歳くらいの頃から登っているからなんとなくイメージつくし

 

けど昔から飯綱高原の裏のエリアにはなかなか行くことがなくて。

せいぜい戸隠神社にお参りに行くことはあっても、戸隠山に登ろうなんて家族の誰も口にしなかったんです。

 

しかしあれから20年ほどが経過し...

 

とうとう今回行ってきました。

 

人生初の単独登山で挑んだのは...

 

 

 

戸隠山(1,904)

 

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信州百名山、花の百名山、北信五岳に数えられ、そしてA級の危険度を誇る山。

 

弾丸登山気分で挑んだら本当に命を落としかねない山に今回登ってきました。

 

あらかじめ言っておきますが、僕は単独登山で登りましたが、十分に下調べをしています。(弟が以前戸隠に登っていたこともあって、かなり詳細な情報を持った上での挑戦です。)

くれぐれも初見での単独登山は避けたほうがいいです。

登山に慣れていない方もやめたほうがいい。

 

以下、戸隠ガイドマップより。

 

⬛︎北アルプスなどの山々

【心構え】

3,000m級だから真剣に取り組む。困難だが普通の山である。

【地質】

・玢岩(ひんがん)、花崗岩など
比較的しっかりしていて、靴底のフリクション(摩擦)もきく。泥や土の部分が少なく滑りづらい。鎖や針金もしっかり固定されている。

【事故】

転落、滑落。軽傷、重傷で助かることも多い。

 

⬛︎戸隠連峰

【心構え】

2,000m級だから甘く見る。しかし極めて特異で危険な山である。

【地質】

・凝灰角礫岩(ギョウカイカクレキガン)
風化や崩壊が激しく、手がかりや足場にした岩が抜ける。岩場にとりつく前、靴底に泥がつまり滑りやすくなる。

【事故】

墜落。したがってほとんど即死。

 

そう、一瞬の不注意や気の緩みがそのまま大事故につながってしまうのがこの山。

そしてこれが決して大げさではないことを体感してきました。

 

7月22日。

AM6:57 長野バスターミナル初のバスで出発。

この辺は地元だから、あたふたするはずもなく。

 

AM 8:30頃に戸隠奥社着。

 

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割と有名なパワースポットです。

すでに神々しいオーラを感じる。

 

30分くらい歩いて登山道入り口に到着。

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改めて気を引き締めながら準備体操。

 

奥社手前を左に入っていくんですが、いきなりの急登。

 

しょっぱなからかなり飛ばしていく感じみたいです、この山。

 

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 しかもだいぶガスっていて視界が悪い…

 

悲鳴をあげる両足を無理やり持ち上げ、執拗に攻撃を仕掛けてくるスズメバチを振り払い、高度を上げていきます。

 

そして最初の鎖場に到着。

そんなに難易度が高くない。

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鎖場を抜けながら百間長屋に到着。

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 スズメバチも飛行できない高度のようで、鬱陶しかったブーンという音も気づけば聞こえなくなっていました。

 

ここで少し長めの休憩を取り、戸隠の危険領域に足を踏み入れます。

 

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霧がかなり濃く、ただただ不気味。。

 

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縦横移動をさせながら平気で6mくらい登らせる。

登山に集中したかったのでこの辺りから写真を撮るのを一旦やめました。

 

ほぼ垂直に近い岩を10m程登らないといけない胸突き岩を、霧の中よじ登っている時、人生で一番リアルに死が頭をよぎりました。

 

手を離したら死ぬ。

誰にも見つかることなく土に還る、と。

 

1人で入山したことを後悔しながら、気合いだけで登る。

 

そして遂に、戸隠山を危険な山とたらしめている「蟻の戸渡り」に到着。

 

両サイド直角に数百メーター切れ落ちているナイフリッジが20メートル続く。

 

戸隠では滑落ではなく墜落とはここでの事故に由来している。

 

ここも気合いで進む。

 

深い霧の中に吸い込まれるよう墜ちてしまいそうになる感覚を打ち消し、少しづつ。

 

やっとの思いで蟻の戸渡りの対岸へ。

 

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ここで二度と1人でこの山に来ないことを誓いました。

 

命があったことを山の神に感謝し、いよいよ山頂に向けラストスパート。

 

その前に晴れていれば360度美しい眺望が望める八方睨みへ。

 

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 ...

 

何をしにこの山に登ったのかわからなかった瞬間でした。

 

本当にただの修行をしに来ただけのような笑

 

ここから見える北アルプスをどれだけ楽しみにしていたことか(T . T)

 

山だから仕方ないんですけどね^^;

 

落ち込んでも仕方ないので、山頂に向けて樹々を掻き分けたところで…

 

 

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急に晴れ間が!

 

凶々しかった今回の登山がようやく明るくなりました。

 

そのまま一気に山頂へ到着〜!

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この景色見ないと帰れないですね、やっぱ。

 

日本百名山高妻山も姿を現しました。

信州富士と呼ばれる対称なシルエットが印象的。

 

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ここから切り立った稜線を一気に抜けます。

 

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ここも足を滑らせたら一発アウトです。

 

遥か眼下に見える戸隠奥社。

 

正直パワースポットとしての神々しさはスタートの杉並木の比ではありません。

本当に仙人か何かになった気分でした笑

 

体のバランスを崩さないよう注意しながら一気に一不動小屋まで抜けました。

と言っても地味なアップダウンがだいぶキツかったけれども…

 

ここからは下山。

 

流れる沢と一緒に地上を目指します。

 

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水場も。戸隠の水を美味しくいただきました。

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下山も鎖場が何回か登場。気が抜けないです。

 

途中でヘビを踏みそうになってヒヤリ。

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たぶんアオダイショウでしょうが、マムシやヤマカガシあたりが出てもおかしくなさそうです。

 

ヘビ、スズメバチ、熊…

 

…本当危険な山です。

 

熊だけは遭遇したらシャレになりませんから、鈴を付けるなりラジオ流すなり対策はきちんとしましょう。

 

だんだんと水量を増して沢と一緒にゴール!

 

目の前に広がるのはのどかな牧場笑

 

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ドS山とのギャップがスゴイです。

 

牧場を抜けると、これまた平和なファミリーたちの声がかしこから聞こえてくる戸隠キャンプ場。

 

苛酷な登山が別世界の出来事のよう。

 

大地を二本足であるけることに感謝して、今回の山登りは幕を閉じました。

 

今度は晴れた日に経験積んだ人と登りたいなあ。。

 

そうそう、戸隠山は冒頭で言ったとおり花の百名山に数えられるだけあって美しい花にたくさん遭遇しました(^^)

 

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花なんかももう少し覚えたらより楽しくなるかもなーと。

 

さて、次はどこに登ろう笑